2024年2月19日月曜日

2024年2月 この1年の振り返り

 研究室ではCOVID-19が明けた2023年5月から今年度の研究と国際交流の活動が一気に走りだしました。

まずは6月東京開催の国際学会への対面参加、8月広州医科大学へのWeb講義と現地での対面授業、11月韓国ソウルでの国際学会への参加、12月JSTさくらサイエンスプログラムによる武漢大学招へいにおける助成申請と研修プログラム作成、学位論文作成への研究活動、これに平行して9科目に及ぶ学部授業です。

例年にない膨大な研究・教育のこれらすべてをこなして年度終わりが近づいた今があります。

今日は当研究室最後のゼミになり研究室OB生の3人も参加してくれました。

研究生活が詰まったほっこむんをあらためて読み直してくれたという発言からは、ルームを開室してきた意義を感じました。

12年間で研究室から旅立った院生さんは修士10人、博士11人で、博士論文投稿中4人、在籍生2人のデータ収集も完了しました。

定年を迎え教員として見送られる立場ではなく、指導教員として見送る場所で送り出してあげられることをうれしく思います。

すべて学生のみなさんの努力の賜物であり、この1年間頑張ってくださったことに心より感謝とお礼を申し上げます。

そしてこのルームに関心を寄せホームページへ立ち寄ってくださいましたみなさま、長い間ありがとうございました。


ほっこむんルーム責任者 中谷久恵

2023年6月13日火曜日

2023年6月COVID-19が明けました

2023年5月にCOVID-19が感染症法5類へ移行しました。長かった3年間の大学内の閉塞感が徐々に緩み始め、ここ1か月、霞キャンパスには学生の明るい声が響くようになってきました。当研究室でも昨年夏から海外での研究活動を再開していましたが、今年はより活発に国際研究活動を展開する計画です。

2021年3月25日木曜日

2021年3月学位記授与式

 2021年3月23日、広島大学大学院学位記授与式が挙行されました。今年は研究室から博士課程前期のみなさんが修了され、晴れやかな笑顔での門出をお祝いすることができました。

昨年末から1月4日の修士論文提出間際まで、厳寒の朝から深夜まで、コロナ禍で窓や入口を解放した隙間風が吹く研究室でオーバーを着込んでパソコンとにらめっこをしていた真剣な姿が思い起こされます。全員がそろってこの日を迎えられたことを祝福いたします。

この春からの修了生のみなさんの進路は様々ですが、ゼミ生と教員一同、更なる飛躍とご活躍を祈念しております。修了おめでとうございました。





2020年6月11日木曜日

2020年6月ゼミ

地域・在宅看護開発学研究室ゼミを定例日に開催しました。
COCID-19の影響で霞キャンパスはまだ大学院も届け出授業しか対面は許可されず、広い教室に12名ほどが集まりました。

研究の基本は目的にあります。でも目的こそが悩ましい存在です。みんなで意見交換すると研究方法と結果に目的との齟齬があることも一目瞭然わかるのですが、ひとりで書いているとどっちの方向に進んでいるのか、これでいいはずと突き進んできたことがずれていたことに気づかされます。
文字を書くことと思考回路の整理が難しいことを実感します。

梅雨入りを前に、朝の通勤・通学時には初夏の風にのって薬学部棟前のたくさんのくちなしの甘い花が香りが漂うすがすがしい季節になりました。
新型コロナ感染が少しでも早く終息し、研究室で討論できる日が来ることを願います。

2020年4月24日金曜日

2020年4月ゼミ

地域・在宅看護開発学研究室ゼミ、令和2年度のゼミを4月2日に行いました。

広島は中国地方での新型コロナ(COVID-19)感染者が最も多くなり、三密条件(密閉・密集・密閉)を避けて教室を変更して行いました。
集まってくださった院生のみなさん、普段通りの活発な意見交換をありがとうございました。

いまは何をおいても感染拡大を予防して、これまでのような安寧のある生活や学習環境に戻ることが大切で、自分の健康と人への感染に務めていかなければいけないことを共通理解しました。

今年の調査で対面式インタビューやアンケート調査を予定していた学生さんには不安もあり、方法には工夫が必要になるかもしれません。
見通しが定まらない今の環境のなかでも、4月初旬は晴天に恵まれ、まばゆい日差しのなかで構内には例年どおりの花が次々と咲きました。気が付いたときには桜が終わり、つつじの時期が満開を迎えていました。

 


 




2019年6月11日火曜日

2019年6月ゼミ

地域・在宅看護開発学研究室ゼミ、3回目の発表会を6月11日に行いました。

今回も活発な質疑応答や意見交換が行われました。

研究を進めたり、まとめたりする工程の中で、研究の背景、目的、方法、結果、結論/考察、行っている研究の限界を明確にすることが必要です。
特に「方法」については、その後の「結果」や「結論/考察」に深く影響する、研究のキモとなります。

「方法」を洗練していく過程で、過去の文献等を熟読し、方法を逸脱していないか、また、新規の研究方法を導入するのであれば、その客観性はどうか、倫理的な配慮はどうかなどは、とても大切な視点です。

また、今回議論に挙がったものとして、
例えば、A,B,C,D,Eの要素があったときに、
(A,B,C) と(D,E)にグループ分けしたのであれば、どのような基準で
そのように分けたのか、しっかり説明しましょうというものです。
書いてしまえば当たり前のことですが、無意識に根拠なくデータを分類してはいないかを一人一人振り返りましょう。それが説明できなければ、それは恣意的な分類ととらえられても仕方ありません。

さらに、皆で意見を出し合い、学生や教員から受けた指摘にはその場で対応できなくとも
次回までに検討結果を示すなど、「発表者」は「意見者」に応答しなければなりません。

発表をしていく中で、発表者が自ら論理的な矛盾に気づくこともあるでしょう。
そのような気づきも、次回発表で、皆に共有できるといいですね。研究者は意外と同じところで躓くことが多いものです。

研究で困難だった点も、挫折した点も、共有しながら前に進んでいきましょう。

次回のゼミは7月9日(火曜日)です。



2019年5月14日火曜日

2019年5月ゼミ

地域・在宅看護開発学研究室ゼミ、2回目の発表会を5月14日に行いました。

活発な質疑応答や意見交換が行われ、発表された研究内容に関して多方面から建設的な助言も出ていました。

発表する側は、発表力と質疑応答に対する能力、
発表を聞く側は、理解力と意見や質問を行う能力が求められます。

発表する側の皆様は、データのまとめなど大変だと思いますが、十分な準備をし
また、発表を聞く側の皆様は、是非客観的な視点、かつ、初めてその発表を聞くつもりで、発表を聞き、意見や質問をしてください。

皆の研究へのモチベーションが上がる場所としても、皆で努力していきましょう。